ホンダの福井威夫社長は19日の年末定例会見の席上、ハイブリッド車(HV)の一形態である「プラグインHV」について「いろいろ勉強しているところだが、ホンダとしては存在理由がよく分からない」と、その普及には否定的な見解を述べた。
福井社長は、プラグインの普及には「2次バッテリーの画期的な進化が必要」とし、「そうしたバッテリーができればEV(電気自動車)ということもできる」と指摘した。
そのうえで、EV並みのバッテリーを搭載しながら「なぜエンジンも搭載する必要があるのか」と疑問を呈した。プラグインHVはトヨタ自動車がこの夏に国内で公道試験を始めたほか、米GM(ゼネラルモーターズ)が専用車シボレー『ボルト』の開発を進めている。