自動車ライト制御ユニットを小型・軽量化するIC発売…NECエレクトロニクス

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自動車ライト制御ユニットを小型・軽量化するIC発売…NECエレクトロニクス
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NECエレクトロニクスは、ヘッドランプをはじめとする自動車のライト部品を駆動する自動車用パワーICを製品化し、「μPD166010」の名称で3日からサンプル出荷を開始した。

新製品は、自動車のヘッドランプやフォグランプなどのライト制御ユニット内でライト類を駆動するパワーICで、出力駆動回路に各種保護機能を有するインテリジェント・パワー・デバイスと呼ばれる製品だ。

従来はメカニカル・リレーと呼ばれる機械部品で実現していた電流をオン/オフする機能を半導体製品で実現したもので、同社が昨年から販売している「μPD166007」に対して「バッテリ逆接保護機能」と「低電圧シャットダウン機能」といった保護機能を搭載し、システムを電気的破壊から防止できることや駆動電流を監視する「カレントセンス機能」の精度を向上し、0.5アンペア(A)以上の電流で特性を保証しているため、より高精度のシステムが構築可能。また、40ボルト(V)と耐圧を向上しているため、乗用車すべてに採用できるのが大きな特長だ。

新製品の採用で、信頼性の高いライト制御ユニットの開発や搭載が可能な上、ユニット自体を小型・軽量化できる。

新製品のサンプル価格は、1個200円。同時にμPD166007と同様に2.5A以上の電流を検出する「μPD166009」を製品化し、サンプル出荷も開始する。

新製品2品種の量産の開始時期は2008年第2四半期、量産規模は合計で2009年上期に月産300万個を計画している。

《レスポンス編集部》

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