マイクロソフトから発売中の、Xbox 360用レースゲーム『PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -』(税込み価格7140円)。文章で表現しにくい要素だが、操作性のバランスの絶妙さも見逃せない。
自分のレースゲームの腕前が上がったかのように感じられるほどなのだ。シミュレーターほどシビアではないので、多少はラフな運転でもカッコよく走らせられる懐の深さがある一方で、決してアーケードタイプのレースゲームのように大味過ぎることもない。
しっかりとしたステアリングやアクセル、ブレーキなどのテクニックを磨いていけば、確実にタイムアップにつなげられるようにもなっている。しかも、コーナーをいい走りで抜けると、しっかりと「Great Corner!」などとほめてくれるので、実際に自分の腕前の上達を実感できるのだ。
また、メインの「GOTHAMキャリア」モードで車種選択する際に、必ずしも好きな車種やメーカーを選べるとは限らない点も、ポイントだったりする。簡易性能表を見て「仕方なく」選んだ車種で走ることになるのだが、そこに意外な発見があるのだ。
例えば、それまでは特に興味がなかったり、それどころかマイナスイメージを持っていたりした車種が、思った以上に自分の走りのスタイルに合っているなんてことも多い。さらには、レースにおいてその車種に最も適した走らせ方をしていくうちに、自分がコーナーの入り口でインに飛び込んで勝負するタイプなのか、それとも立ち上がりを重視してストレートで抜きに行くタイプなのかといったことも自然にわかってきてしまう。
自分のドライビングスタイルを確立できる1本となっているのだ。