群馬県警は11月27日、群馬県前橋市内で駐車中の乗用車に放火したとして、43歳の男を建造物等以外放火の現行犯で逮捕した。周辺では駐車車両への放火が相次いでおり、警察では余罪についても調べを進めている。
群馬県警・前橋署によると、事件が起きたのは11月27日の午前3時30分ごろ。前橋市元総社町付近をパトロールしていた同署員が、近くにあるクリーニング店駐車場に男が侵入した直後、駐車中の乗用車から炎が上がったのを確認。逃走しようとする男を取り押さえ、現行犯逮捕した。
逮捕されたのは同市内に住む43歳の男。調べに対しては「知らない」などと容疑を否認しているという。
同市内では11月12日から約2週間で8件の放火とみられる不審火が発生。いずれも路上などに駐車されたクルマに火を放つというものだった。このために同署では現場周辺のパトロールを強化していた。
警察では男を厳しく追及。余罪についても調べを進めていく方針だ。