「テイジン未来スタジオ」の目玉、コンセプトカーの『PU_PA』(ピューパ)は、タイヤを除いて帝人グループの製品を使用して製作したオリジナル。
そして、ピューパという名前には「甲殻をもったさなぎ」という意味があり、素材の進化とともに徐々に脱皮して完成車になっていくという願いが込められている。
骨格は炭素繊維「テナックス」、ルーフ・窓・外装はポリカーボネート樹脂「パンライト」と「マルチロン」、シート・内装は耐熱性PLA「バイオフロント」で、その原料はトウモロコシだ。
そして、ダッシュボードは人工皮革「メアジュ」、ルームランプはバイオポリカーボネート、フロントグリルはメッキ代替ポリエステルフィルム、タイヤコードはPEN繊維「テオネックス」からできている。
エンジンなどは積んでいないため、走らせることはできないが、押せば動くそうだ。