道路被災情報を共有へ…国土交通省、九州で掲示板の試験運用開始

自動車 テクノロジー ITS

国土交通省九州地方整備局では、地震・風水害等の災害が発生した際、道路被災箇所及び道路通行規制情報等をすばやく収集・提供することを目的とした「災害情報収集・提供システム」を1日より宮崎県・鹿児島県内を対象に試験運行する。

この「災害情報収集・提供システム」は、一般の道路利用者でもインターネットで情報の登録・閲覧が可能なシステム。

第1ステップでは、インターネットと携帯電話から、掲示板への登録(情報収集)となる。掲示板への登録はウェブページ=http://bbs.douro-saigai.go.jp/ から。

2004年新潟県中越地震や2005年台風14号の宮崎県椎葉村等の大規模災害時で、道路被災状況を道路管理者が把握するのに、かなり時間がかかったり、把握できなかったことがあった。その一方、一般から数多くの道路被災情報を受けることで、道路情報が素早く正確に掌握できたと考えられる。

特に中越地震では一般の方々が道路被災情報を公開しているウェブ上に直接書き込むことにより、道路管理者、一般の方々がその情報を共有することができ、緊急救急活動や災害支援活動などに多大な貢献が図られたと考えられる。

今回の災害情報収集・提供システムは、それを実証するもの。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集