【DSSS公開実験】安全運転支援システムの公道実験、二輪車の事故抑止

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社団法人新交通管理システム協会(UTMS)と本田技研工業(ホンダ)は11月5日からの3日間、栃木県宇都宮市において「DSSS:Driver Safty Support System、:安全運転支援システム」の公道実験を公開。あわせて栃木県産業技術センターに、DSSS実験で用いる要素技術の展示およびドライビングシミュレーターの体験コーナーを設ける。一般参加は事前登録制だが、すでに定員に達しているという。

今回の栃木DSSS公開実験は、UTMS協会安全運転支援分科会が全国4か所で行う実証実験のひとつだ。各地の実験には、自動車メーカー4社が協力しており、栃木県はホンダ、愛知県はトヨタ自動車、神奈川県は日産自動車、広島県はマツダが参加している。

栃木県DSSS実証実験では、光ビーコンとDSRC通信機器を使い、路側センサーが捉えた情報を走行中のクルマに伝える「路車間通信」の検証が主な内容になる。同様の実験は他所でも行っているが、特に栃木県の目玉になっているのが、「見えにくい二輪車の検知」である。

「交通事故全体の約28%が二輪車事故で、そのうち63%が対四輪車との事故。さらに事故理由の70%が、二輪車の誤認と見落としです。クルマだけでなくバイクも作るホンダとしては、この『見えにくい二輪車の事故抑止』は重要なテーマになっています」(本田技研工業・研究員)

実験では、路上に設置したカメラによる映像認識で二輪車を検知し、その情報を"右左折で二輪車を見落とす可能性があるクルマだけ"にピンポイントに提供する。これにより二輪車事故で多い「左折巻き込み事故」や「右直事故」抑止に役立つかが検証される予定だ。

《神尾寿》

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