ホンダは25日、自動車業界のトップを切って2007年9月中間決算を発表した。
中間期は4輪車販売の好調や為替の円安効果により、売上高は前年同期比12.8増の5兆9024億円、純利益は38.1%増の3746億円と大幅な増収増益となった。売上高、各利益段階とも過去最高を更新した。
通期の予想は、7月時点から売上高が500億円下方修正の12兆3000億円(前期比10.9%減)としたものの、営業利益は据え置きの8800億円(3.3%増)、純利益は150億円上方修正の6400億円(8.0%増)と見ている。
売上高の修正は通期の円ドルレートを、従来より1円円高の1ドル=116円(下期は同113円)としたため。純利益は「コストダウンなどの努力で(売上高の修正影響を)吸収し、挽回する」(池史彦常務)としている。