最終戦ブラジルGPで、まさかの大逆転で王座に輝いたフェラーリのキミ・ライコネン。普段は冷静沈着で知られるライコネンも、この日ばかりは興奮した様子で心境を語った。
「今シーズン、僕らが最強のポジション付けなかったことも多かった。それでも他のチームよりも良い仕事をし、逆転できるんだといつも信じていた。最後まで諦めなかったから最終的にギャップを詰め、両タイトルを獲得することができたんだ!」
「良いスタートを切ることができ、フェリペとサイドバイサイドになったが、お互いを攻めすぎることはしたくなかった。まずはハミルトンを抜くことが重要だったからね。彼がコースオフしたとき、もしかしたらチャンスがあるのかも……と思ったよ。僕のマシンはスピードがすごくあったから、わりと容易だった。必要ならもっと速く走ることができたよ」
「最終ラップに入っても100%確信はできなかった。ルイスは7位にいたし、その前の誰かがリタイアする可能性もあったからね。決まるまでの時間はすごく長く感じたよ。とにかく素晴らしい仕事をしてくれたチームと、サポートしてくれたフェリペに感謝したい」とライコネンは語った。