重傷ひき逃げの容疑者は医師だった

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9月29日深夜、群馬県前橋市内の市道を歩いていた21歳の男性が後方から進行してきた乗用車にはねられて重体となる事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、警察は翌30日に35歳の医師の男をひき逃げなどの容疑で緊急逮捕している。

群馬県警・前橋署によると、事故が起きたのは9月29日の午後11時50分ごろ。前橋市千代田町付近の市道を友人と一緒に歩いていた21歳の男性が、後方から進行してきた乗用車にはねられた。男性は弾き飛ばされた後、約3mに渡って引きずられるなどして全身を強打、内臓を損傷して重体となったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。翌朝から現場周辺で車当たり捜査も実施したが、その結果として全部が不自然に損傷したクルマを発見。所有者である35歳の医師の男に職務質問を実施したところ、容疑を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕している。

調べに対して男は「怖くなってしまい、逃げてしまった」などと供述している。警察では逃走の動機に飲酒運転の可能性も考えられるとして、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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