新日本石油は、石油精製部門である新日本石油精製の仙台製油所が石油化学製品の増産設備と副生ガスを利用した高効率発電設備の建設が完了し、20日に竣工式を行ったと発表した。
同社グループは、原油から石油および石油化学製品までの一貫生産・販売体制の強化、CRI(石油精製と石油化学の一体化)を重要な戦略のひとつに掲げ、製油所設備の高付加価値化を進めている。
今回の設備増強の完了に伴うプロピレンやキシレンなどの増産により、石油化学品の需要が拡大するアジア市場に向けて石油化学事業を強化し、グループとして収益拡大を図る。
また、高度化設備から発生する副生ガスを燃料とする高効率発電設備の設置により、製油所の自家使用電力や発電余力を利用した電気小売(PPS)事業も展開する。