「お金ちょうだい」と包丁を突きつけ、タクシーごと盗難

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16日深夜、愛知県瀬戸市内で乗客を装って乗り込んだ男にタクシー運転手が襲撃される事件が起きた。運転手は車外に逃げ出したが、男はタクシーを奪ってそのまま逃走した。警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。

愛知県警・瀬戸署によると、事件が起きたのは16日の午後10時40分ごろ。瀬戸市萩山台付近の市道を走行していたタクシーの車内で、客を装って乗り込んだ30歳代とみられる男が、運転していた59歳男性の首に包丁を突きつけて「お金ちょうだい」などと要求した。

運転手は包丁を手で払いのけた際に切傷を負ったが、クルマを止めて車外に脱出。襲撃してきた男は運転席に乗り込むと、そのままタクシーを奪って逃走した。運転手の男性は全治1週間程度の軽傷を負った。警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。

盗まれたタクシーは犯行現場から約400m離れた場所で発見されたが、運転手の私物であるキャッシュカードやクレジットカードの入ったバッグが盗まれていたことが判明した。売上金などの現金は運転手が車外に持ち出しており、無事だった。

男は名古屋市名東区内の地下鉄・藤ヶ丘駅付近からタクシーに乗車。現場付近を目指すように指示しており、警察では付近に住んでいる可能性も高いとみて、目撃情報の収集を急いでいる。

《石田真一》

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