11日朝、山形県天童市内の農道で軽乗用車同士が出会い頭に衝突する事故が起きた。双方のクルマは道路沿いの水田に転落。幼児1人が車外に投げ出されて重傷。幼児を含む3人が打撲などの軽傷を負っている。
山形県警・天童署によると、事故が起きたのは11日の午前8時45分ごろ。天童市長岡付近の農道交差点で、27歳の女性が運転する軽乗用車と、46歳の女性が運転する軽乗用車が出会い頭に衝突。双方のクルマは道路沿いの水田にそのまま転落した。
この事故により、27歳女性側のクルマが大破。後部座席にチャイルドシート未使用の状態で同乗していたとみられる4歳の女児が車外に投げ出され、頭部を強打する重傷、運転の女性が胸部打撲の軽傷。46歳女性側のクルマも中破し、運転していた女性と6歳の男児が打撲などの軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。
現場は水田の中央部に位置する見通しの良い交差点。双方とも子供を保育園に送り届ける途中だった。警察では見通しの良い開けた場所にて同速度で接近した場合、双方とも接近速度を誤認する「コリジョンコース型事故」の可能性もあるとして調べを進めている。