日産『ミクシム』コンセプトの室内には、新しいドライビング体験=「ニュー・ドライビング・エクスペリエンス」「アンエクペクテッド・ドライビング・エクスペリエンス」と銘打たれた様々な仕組みが満載されている。
ひときわ目を引くのがキャビン中央に配置されたステアリング。ドライバーは中央に、両サイド後方にパッセンジャー2名が座る変則3シーターで、+1として運転席背後のジャンプシートを用意する。ドライバーシートからの視界は、センターシートにより左右対称に開けている。
コックピットのモニターには、フロントバンパー下に配置されたカメラがキャプチャーしたローアングルの迫力ある映像や、バーチャル化された左右フロントタイヤの動きの画像がオンボードカメラの様に映し出される。
ステアリングやインパネ全体は、ゲームコントローラーをインスパイアしたもので、「エクステンションオブセルフ」(体の延長)がキーワード。すべてが手を伸ばしたところで操作可能だ。
ミクシムはかなり尖ったコンセプトモデルだけに、このまま具体化することはなさそうだが、将来的には日産車のデザインに活かされることもありうるとのことだ。