気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2007年8月30日付
●厚労前九州局長に高級車、補助金受給側 無償で提供(読売・1面)
●いすゞ・GMと南米で合弁会社(読売・8面)
●カーマニア度 測定、10月、文化・歴史・技術問う「CAR検」(朝日・13面)
●都が高級車などオークション実施(毎日・28面)
●アウディ新型「A6」210馬力 追加発売(産経・9面)
●海外エコノメール、ドイツ発:欧州市場進出の中国車(東京・8面)
●ガソリン0.1円下落、価格上昇、転換局面に(東京・8面)
●日本勢のハイブリッドに対抗、電気自動車米で火花(日経・9面)
●ダイムラー14%減益、4−6月(日経・9面)
●鋼板加工、日産、ポスコと合弁、来年川崎で、国内勢と交渉優位に(日経・13面)
●日産、インドで商用車生産、現地メーカーと合弁検討(日経・13面)
●トヨタ紡織、米新工場開設を正式発表(日経・13面)
ひとくちコメント
自動車の文化、歴史、メカニズムなどの知識を問う第1回の「自動車文化検定(CAR検)」が10月14日、東京、大阪、名古屋で実施されるという。きょうの朝日が経済面で「練習問題」の一部とともに取り上げている。
出版取り次ぎの日販などが委員会を組織して主催するもので、出題の基本となる公式テキストは徳大寺有恒さんらが監修。第1回の検定試験は、初級カーマニア向きの3級と中級マニア向きの2級にランク分けして行い、さらに、来春にも1級を実施するという。
最近は、「世界遺産検定」や「時刻表検定」など、専門的な知識力をたしかめながら楽しむマニアックな検定試験が多くなっている。そのブームにあやかって、少しでもクルマに関心を持ってもらおうとするアイデアは評価したい。
ただ、主催者は1万人規模の参加を期待しているそうだが、、クルマ好きの中高年はともかく、クルマ離れが加速する中、20代の若者が4000円以上もする受験料を支払って何人がチャレンジするのかどうかも興味深い。