三菱『ギャランフォルティス』は逆スラントノーズを採用した結果、ロングノーズ・ショートデッキという、セダンらしい様式美に従ったシルエットをつくりだすことが出来ている。
逆スラントノーズは60年代から90年代まではポピュラーなデザインであって、三菱ではギャランを中心にセダンの伝統でもあった。今回は、それを復活させる形となった。
報道発表会で仲西昭徳デザイン本部長はデザインについて「“逆スラントノーズ”は空力が悪く、近年の車には採用されなかった。先端の高さと丸みのが鍵だった。風洞実験を繰り返して最適化、採用まで漕ぎ着けた」と、プレゼンテーションした。
セットとなる「台形グリル」は三菱のエンブレムである「スリーダイヤモンド」と動きを揃え、安定感をプラスしている。リアコンビランプ内側も台形にカットされて、前後でイメージを反復させている。