松下電器産業は、同社製リチウムイオン電池パックに不具合が見つかった件で、自主交換にかかる費用が現時点で100億−200億円程度との見通しを発表した。
同社の子会社の松下電池工業が2005年12月から2006年11月に製造したノキアブランドのリチウムイオン電池パック『BL-5C』約4600万個が、充電中にショートし、過熱・膨張して電池パックが電話機本体から外れる可能性がある不具合が判明し、自主交換することを発表した。
電池パックの自主交換のための松下電器の費用負担は総額で100億−200億円を見込んでいる。この費用は2007年9月中間期に計上する予定だが、業績見通しの修正はしないとしている。