チューリッヒ保険は、「Zステッカー」に組み込んだGPS(位置情報機能)緊急通報サービスをNTTドコモの携帯電話でも利用できるようにした。
チューリッヒのGPS緊急通報サービスは、今年3月に開発、KDDIの携帯電話「au」のGPS対応機種でサービスの提供を開始したが、今回サービス提供キャリアを拡大し、ドコモの「iモード」のGPS対応機種でも利用が可能になった。
昨年9月にチューリッヒが新たに導入したZステッカーは、万一の事故やカートラブルに遭遇した場合、ステッカー上の「QRコード」を携帯に読み取らせるだけで、携帯サイトを通してチューリッヒへ簡単に連絡できるサービスだ。
ZステッカーのQRコードからチューリッヒの携帯サイトへアクセスした際、電話、メールのほかに、GPS緊急通報を選択することで、簡単な操作でチューリッヒに自身の位置を知らせることができる。また、GPS機能利用時には携帯電話で事故現場や事故車両の写真を撮影、同時に送信することも可能だ。
GPS緊急通報サービスの利用で、ほぼ正確に現場の位置がコンピュータ上で瞬時に把握・確認できることから、ロードサービスの現場到着までの時間が短縮されるなど、トラブルの現場での顧客の不安の軽減と利便性の向上を図る。