自工会の張会長「地域的な固まりをばらしていくことが必要」

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自工会の張会長「地域的な固まりをばらしていくことが必要」
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自動車工業会の張富士夫会長は25日の定例記者会見で、今回の地震に関する今後の対策について、「各社によって対応が違ってくるので一概には言えないが、簡単に答えが出るものではなく、少し時間がかかると思う」と話し、こう続けた。

「トヨタ自動車の場合、いまは生産することに集中しているが、一段落したら、何らかの手を打っていく必要がある。しかし、考えようによっては、弱いところがわかってよかったかもしれない」。そして張会長は、社内に向かって、集中発注している部品リストを出すように指示したことを明らかにした。

しかし、在庫を絞って生産するジャスト・イン・タイムについては、「問題点がすぐに明らかになり、引き締まった経営体質になるなど、大変いいところもたくさんある。今回の地震によって、見直すことは各社ともないのではないか」と強調した。

むしろ、部品調達の地域的な固まり、あるいは会社の固まりをどうばらしていくかということに焦点を当てるべきではないかとの見解を示した。

《山田清志》

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