ブリヂストン『レグノGR-9000』を履いたクルマでテストコースを走っていて感じたのが直進安定性の高さだ。コースには意図的に作られた凹凸の激しい路面や、うねりのある路面があるのだが、レグノGR-9000を装着したテスト車は、あらゆる路面で高い直進安定性を発揮してくれた。
PSタイヤ開発第1部の牛窪寿夫さんは「レグノGR-9000の開発目標のひとつに直進安定性を向上させ、リニアなハンドリングを実現させることがありました」
「技術的には『プレイズ』や『GRV』でも使われている左右非対称技術を応用し、ロードノイズの低減と操縦安定性を両立させています。形状面では内側と外側で異なるサイド部分の形状を採用することで、路面の段差やうねり等による外部からの入力に強い構造を作り上げています」
「そして構造面では内側のベースゴムを厚くし、内側と外側の構造が違うGR-9000独自の構造を採用することで高い安定性を確保しています。このようにパターンや形状、構造を非対称にすることでセダンからワゴンまで幅広い車種にマッチした快適な乗り心地と直進安定性を実現させています」という。
確かにGR-9000を履くことで定評のある静粛性や乗り心地が手に入り、さらには直進安定性も高まるのならクルマの車種を問わず、装着する意味は大きいだろう。とくに直進安定性は運転中の緊張感を大幅に緩和してくれる大事な要素のひとつでもある。
こういった疲労を軽減してくれる性能を持っていることも、プレミアムコンフォートタイヤとしてのレグノGR-9000の魅力のひとつだ。