先日フェラーリが元テクニカルマネージャーのナイジェル・ステップニーを告訴した件について次第に詳細が明らかになってきた。ステップニーがマクラーレンのあるエンジニアに技術情報を漏洩したというのだ。
フェラーリ側の訴えによって、イギリスの警察当局がそのエンジニアの自宅を家宅捜索が行われた結果、犯罪の証拠が見つかったとのこと。これを受け、フェラーリ側はステップニーを解雇。マクラーレンも捜査対象となっているシニアエンジニアを停職処分とした。
一説によるとフェラーリでの将来が見えないと感じたステップニーがマクラーレンに移籍するために情報を持ち出したのではないかと見られている。チャンピオンシップでタイトル争いを繰り広げる2チーム内の出来事だけに、F1界には激震が走っている。
マクラーレン側も声明を発表し、「情報の受領はあくまでも捜査対象となっているシニアメンバー個人が単独で行ったものであり、チームの関与はないと」と、事件への関わりを否定。捜査に全面協力をするとコメントしている。
またFIAも今回の一件の調査に当たることを明らかにした。