オリンパスは4日、世界初となる1.2m耐衝撃、全面防塵・防滴構造を実現した工業用ビデオスコープ『IPLEX FX』を世界同時発売した。
同製品は2001年に発売した「IPLEX」シリーズの新しいラインアップで、シリーズ中最高機種と同等の高機能性を保持しながらも、容量比約8分の1、重量比約30%と大幅に小型・軽量化したもの。そのうえ、外径4ミリの極細径スコープを新たにラインアップしたことによって、狭い挿入口の被検体でも非破壊検査が可能となった。
工業用ビデオスコープはプラントや航空機のエンジン、ビルやマンションの給排水管、そして自動車部品などさまざまな製品の内部検査に使われている。先日本格稼働した日産フィールド・クオリティ・センターでも、オリンパスの工業用ビデオスコープを使って、エンジン内部を検査していた。いまや品質チェックには欠かせないアイテムと言っていい。
価格は423万3600−642万6000円。目標販売台数は全世界で1500台。