3日、オートバックスセブンの住野公一CEOは、車両買取システム『スゴ買い』の本格的導入にあたり、「クルマの販売買取事業を、用品販売、車検整備に次ぐ3本目の柱として育てていきたい」とコメントした。
住野CEOは、これまでカー用品市場を牽引していたカーナビゲーションが、新車装着が増えるなどでその成長に限界を感じているのだという。そこで、これまでの用品販売、車検整備にとどまらず、クルマのことなら何でもそろうトータルカーライフサービス業を目指すのだという。
今回導入する「スゴ買い」は、査定担当者に、中古車買取時の車両査定の正確性や買取金額の設定等に関する専門知識や経験がなくても中古車の査定ができるというシステム。
2日間の研修で、誰でも専門化並みの検査品質、検査スピードで査定が可能となる「検査エキスパートシステム」により、新たな人材を抱えることなくシステムの導入ができるという。
査定金額は、本部によって管理される、膨大な取引履歴と人工知能を組み合わせた「プライシングシステム」により価格が提示され、店舗では専門知識や経験が必要とされない。
また、車両の陸送の手配や、煩雑な登録などの業務を本部で一括して処理することにより、コストダウンが図れたという。
このシステムにより、フランチャイズ側の導入リスクや資金など負担を抑えたという。
5月よりテスト導入を開始しており、2008年度中には全国のオートバックスグループ店舗に導入していきたいとのこと。