日産自動車の加藤和正常務執行役員は2日、「日産フィールド・クオリティ・センター」の説明会で、中期経営計画「日産バリューアップ」について触れ、品質についてのコミットメントは1年先送りしない考えを示した。
日産バリューアップにおける品質のコミットメントは「Q−333+」と呼ばれるもので、3つの品質領域で、3年間で各リージョンあるいはセグメントでトップ3になること。また、ラグジュアリー・チャンネルでトップ2、そして大幅なワランティーの削減である。
07年度が最終年度になるが、「3つの目標を達成すべく、いま各部門で努力している」と述べ、08年度については新たな目標値をつくることを明らかにした。
日産は世界販売420万台というバリューアップのコミットメントを1年先送りしたが、品質については別だというわけだ。