トヨタ自動車は、定時株主総会後の取締役会で新任の取締役、常務役員を選任するとともに、役員の担当を決めた。
注目されるのが、創業家の豊田章男副社長の担当変更で、従来の商品企画や情報事業に加えて国内営業とグローバル営業企画、カスタマーサービスを担当、調達から外れる。
将来の社長就任に向けて、トヨタの最重要課題の一つである国内販売体制の立て直しに乗り出す。
国内営業を担当していた笹津恭士副社長は、事業開発、調達、住宅事業を担当する。また、一丸陽一郎専務が国内営業本部に加えて、レクサス国内営業部を直接担当し、レクサスの国内販売で巻き返しを図る。