日産株主総会…ゴーン社長「日産株は過小評価されている」

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日産株主総会…ゴーン社長「日産株は過小評価されている」
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日産自動車のカルロス・ゴーン社長は20日、横浜市で開いた株主総会とその後の記者懇談で、同社の株価について「明らかに過小評価されている」と指摘、今後、「何らかの対策」を講じていく方針を示した。

ゴーン社長は株価の過小評価について「ライバルの主要2社と比較してもそうであり、フラストレーションを感じている」と、トヨタ自動車およびホンダを引き合いに出して言及した。

その原因については、アナリストなど「外部の客観評価や意見を聞いて分析してきたが、収斂してきた」と述べた。具体的には3年、5年先といった長期的な展望が市場や株主に見えにくいことや、日米での販売など短期的な要因を挙げた。

そのうえで、「全体的な検討をさらに重ねたうえで、対策を打っていきたい」と語り、今後、長期的な経営ビジョンの提示などを検討する考えを示した。

《池原照雄》

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