住友商事はこのほど、日新製鋼とインドの大手自動車部品メーカーであるジェイビーエム(JBM)グループと3者間で、自動車用鋼管製造販売の合弁会社を設立することで合意した。
新会社名は「エーエヌエス・スチール・チューブ社」で、投資額は4億ルピー(約12億円)。出資比率は住友商事と日新製鋼がそれぞれ24.5%で、JBMグループが51%。
新工場はインド自動車産業の最大拠点であるデリー近郊のハリヤナ州ファリダバード市に建設し、自動車用普通綱鋼管やステンレス鋼管を製造・販売する。8月に稼働予定で、年間3万トンの生産・販売を目指す。
住友商事では今後、新会社を足がかりに、急速に拡大するインド自動車市場において、新たな市場開発や高級鋼管の需要開発に積極的に取り組んでいく方針だ。