自動車運転過失傷害を初適用 飲酒運転による衝突事故、埼玉

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12日朝、埼玉県春日部市内の市道で、乗用車と軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。軽乗用車はそのまま逃走し、近くの民家にも衝突。警察では運転していた男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕した。

埼玉県警・春日部署によると、事故が起きたのは12日の午前5時30分ごろ。春日部市一ノ割付近の市道交差点で、25歳男性が運転する乗用車と、交差道路を進行してきた軽乗用車が出会い頭に衝突した。双方のクルマは小破。男性は頚部を打撲する軽傷を負っている。

軽乗用車はそのまま逃走したが、直後に路外へ逸脱して道路沿いにある民家の軒先に衝突して立ち往生。運転していた57歳の男は駆けつけた同署員に取り押さえられたが、後のアルコール検知において酒気帯び相当量のアルコール分を検出したこともあり、同日から施行された自動車運転過失傷害容疑を初めて適用。現行犯で逮捕している。

「自動車運転過失致死傷罪」は、飲酒運転などの悪質行為が原因による事故を起こした場合に適用され、これまでの業務上過失致死傷罪よりも罰則が強化されている。埼玉県内で適用されるのは初めてだが、発生時間が未明だったこともあり、全国での適用第1号となった可能性もあるという。

《石田真一》

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