国交省、高速道を有効活用する社会実験実施

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国土交通省は8日、高速道路ネットワークのさらなる有効活用に向けた料金社会実験を実施すると発表した。高速道路料金引き下げで、既存のネットワークを効率的に活用する施策を検証する。

都市部の深刻な渋滞の解消や地域活性化の支援、物流コスト引き下げといったメニューを設定し、料金引き下げにともなう効果と影響、減収額などを把握する。

実験は今月から順次開始し、08年度以降の新たな措置に向けて検討する。

高速道路における現在の料金体系では、並行する一般道を含めた渋滞や環境への負荷などの課題が生じる。また、都市部の交通集中による渋滞や地域活性化、物流効率化といった課題には、料金施策による高速道路網の活用などが重要とされている。

昨年末に閣議決定された「道路特定財源の見直しに関する具体策」でも、高速道路ネットワークの活用に向けた料金引き下げなどの措置が求めれた。

実験では、大都市圏の高速道路網を有効活用するため、圏央道や東京湾アクアラインなどの環状道路での料金割引によって都心部からの交通迂回を促すといった取り組みを行う。

また、地方部で国道に並行する高速道路を有効活用するための時間帯料金割引などのほか、物流コスト引き下げの促進に向けた東名高速などでの夜間割引の利用時間拡大といった実験にも取り組む。

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