トヨタ『プレミオ』『アリオン』の特徴のひとつに、優れたリヤシートアレンジがある。
プレミオ/アリオンには、このクラスのセダンでは珍しくリヤシートリクライニングが装備されているのだ。シートバックは2度刻みで7段階リクライニングし、最大14度も傾斜するのでリヤ席の快適性を高めてくれている。
プレミオ/アリオンの開発責任者を務めた第2トヨタセンターの日高達郎さんは「新型も先代モデルで好評だったリヤシートリクライニングは採用しています。ただし、新型ではパッケージトレイに自立保持機能を設けたので、先代よりも簡単にリクライニングやフォールディングできるようになっています」
「また、リヤシートをフォールディングする際にも、ヘッドレストを外す必要がなくなったので使い勝手が向上しました。また、トランクルームも490リットルの容量を確保し、開口部の大きなトランクスルーも装備していますので、新型もセダンプラスアルファの使い方ができる仕様になっています」という。
確かに先代モデルのリヤシートは、便利なシートアレンジを持っていたが、使い勝手はそれほどよくはなかった。だが、新型は初めて使う人でも、戸惑うことがないぐらいに簡単に扱える操作性を手に入れている。