今週末の2日と3日は、栃木県ツインリンクもてぎにて、FIM SPEA トライアル世界選手権シリーズの第4戦ウイダー日本グランプリが開催される。
トライアルの世界選手権というと、インドアとアウトドアのふたつがあるが、今回開催されるのはアウトドア。屋外の岩盤や山の斜面など、基本的に自然の地形を利用したセクションを舞台にして、制限時間内にいかに足を着かずに定められたルートを踏破できるかを競うスポーツだ。
ツインリンクもてぎでは、コース上や、コース周辺の森林・岩盤地帯など5ヵ所にゾーンが用意され、世界最高峰のトライアルライダーたちが特撮ドラマか手品でも見ているかのような、奇跡のライディングテクニックでトライしていく。
昨年は惜しくも年間2位となったが、ワールドチャンピオンの経験者でもある藤波貴久はもちろん出場。さらに、全日本で無類の強さを発揮し続けているチャンピオンの黒山健一を筆頭に、小川友幸、田中太一、野崎史高ら世界経験もある日本のトップランカーもゲストで参戦。
ランキングは、3戦が終了した時点で、スペインの若手のアントニオ・ボウが80点でトップ。藤波は、58点で3位。地元で2日連続優勝を決めて、トップに迫りたいところだ。