アメリカンホンダが、本社のあるカリフォルニア州トーランスに1500万ドルをかけたアキュラデザインスタジオをオープンさせた。主にコンセプトカーなどのデザインが作り出される、アキュラの将来像を創造する上で重要な施設となる。
また、エコカー、グリーンカーの分野で業界トップを走るホンダらしく、このデザインスタジオはリーダーシップ・イン・エナジー・アンド・エンバイロンメンタル・デザイン(LEED)と認定される、環境に優しい建造物でもある。
ホンダR&Dアメリカズ社長である野中俊彦氏は、「我々の目標はアキュラ製品に強力かつ他に類を見ないイメージを与える、エモーショナルなデザインの創造だ」と語った。
これまでホンダR&Dではアキュラ『MDX』、『TL』などのデザインを生み出して来たが、今回アキュラデザインを独立したスタジオにすることで、アキュラブランドのユニークなキャラクターを活かしたデザインが生まれると期待されている。
新しいアキュラスタジオにはコンピュータによるバーチャルシミュレーターがあり、デザイナーが描き起こしたデザインが実物大でバーチャルに表現され、3Dであらゆる角度から検討することが可能だと言う。
環境を考えた最先端デザインの箱の中で生み出される最先端のアキュラデザイン、来年以降の新作が楽しみだ。