24日、いすゞは13年ぶりに全面改良した中型トラック『フォワード』を発表、井田義則社長は「世界の物流を変える驚きのトラックとして受け入れられるだろう」と、国内外市場の開拓に自信を表明した。
中型トラックは日本メーカーの場合、通常は大型トラックの派生として開発するものの、フォワードは小型トラックの『エルフ』と多くのモジュールを共通化して開発した。
エルフは小型キャブオーバータイプでは、世界でもトップクラスの売れ行き。そのエルフの積載量を若干大きくしたクラスのニーズが世界的に高まっているため、同車を起点にフォワードを開発した。
井田社長は「既存の中型車の殻を破り、世界標準車たるべきトラックに仕上げた」と強調した。
国内の販売目標はシリーズで年1万5000台。6月2日に試行される新中型免許に対応した車両総重量や積載量のタイプも充実させており、市場開拓につなげる。