東京ビッグサイトで22日開幕した「2007NEW環境展」で大きなタンクを積んだ黄色い大型トラックが展示されている。場所は加藤製作所のブースで、黄色い大型トラックは万能吸引車『MV-2200SS』(22トン)だ。
汚泥など湿ったものはもちろんのこと、瓦礫、コークス、セメント、鋳物砂といった乾いたものまで吸い込むことができる。「何を吸っても壊れませんよ。ポンプの機械が違いますから」と同社関係者は強調する。
特に今回展示したMV-2200SSはケタ違いの吸引力を誇るそうだ。これまでの万能吸引車(4トン−22トン)に比べて、理論風量が1分当たり倍の100立方メートル。近々に発売される予定で、価格は4000万円ほどになるという。
「製鉄所をはじめ、鋳物工場などに売り込みを図っていきたい」と同社関係者は話し、「すでに以前の機種では住友金属に買っていただいた」そうだ。
今回の展示会ではMV-2200SSのほかに、『MV-400S』(4トン)も展示しているが、経営陣からは「4トンも含めて月間10台販売してほしいといわれている」(同)という。それだけに同社関係者は来場者にパンフレットを配るなど懸命になってPRに努めていた。
NEW環境展は25日まで。