気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年5月24日付
●日産、逆輸入SUV「デュアリス」発売(読売・8面)
●100%バイオエタノールで走行、トヨタ、フレックス燃料車 ブラジルで販売へ(朝日・13面)
●三菱車、不具合8件、リコール後も 部品破断、亀裂(朝日・39面)
●NYタクシー、ハイブリッドに(毎日・7面)
●直球緩球:三菱自動車、益子修社長「提案型商品投入めざす」(産経・11面)
●損保大手6社、業務停止2社、減収減益(東京・8面)
●ホンダ、個人株主3.2倍、株式分割など奏功(日経・11面)
●回転いす:ディーゼル普及に期待、ヤナセ・古市社長(日経・11面)
ひとくちコメント
米ニューヨークのブルームバーグ市長が地球温暖化対策の一環として、「イエローキャブ」の愛称で知られる市内のタクシーを2012年までにすべてハイブリッド車に切り替える計画を発表、話題を呼んでいる。23日付夕刊(読売、日経など)に続いて、きょうの毎日、産経なども取り上げている。
市長はNBCテレビで「交通量が多く、大気が汚れている。環境が十分ではない」と述べ、「現在のタクシーは5年で路上から消える。2012年までにすべてがハイブリット車となる」と語ったという。
市内を走るタクシーは現在約1万3000台。排気量3000ccクラスが主流で、「大半は1リットルあたり6キロ前後と燃費が悪く、大気汚染の主要な原因とされてきた」(読売)。計画では、新車への切り替えに際して最低燃費を設定し、事実上、ハイブリッド車以外の車を締め出す方針という。
ちなみに東京では「グリーンキャブ」という会社のタクシーが走っているが、さすがにハイブリット車100%フリートというわけではない。