第16回「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2007」が23日、横浜パシフィコでから始まった。同展を主催する自動車技術会は今年で創立60周年を迎えることから、ふたつの記念イベントを企画。「くるまの技術、この10年」と「最新 くるまの運転教室」だ。
「くるまの技術、この10年」では、「環境」「ドライビングプレジャー」「快適・利便」「安全」の4項目において、この10年に開発された技術を解説し、製品などを展示した。「環境」ブースではトヨタの初代『プリウス』、「安全」ブースではホンダの歩行者保護研究用ダミーがある。
一方の「最新 くるまの運転教室」は新しい技術の導入された近年の車の運転の仕方という内容で、実車を使った講演が行われた。車体を180度ロールオーバー状態にして、シートベルトの有効性を確認できる設備も。
また今回は、出展社数が388社で、出展小間数が922小間と、ともに過去最多を記録。トヨタ、ホンダ、ニッサンなど国内の4輪、2輪の大手メーカーも軒並み出展し、各社最新の安全技術、エコ技術などを展示・解説した。
また、部品製造、計測機器、設計機器、オーディオ機器など各種パーツメーカーも最新技術や最新モデルなどを出展。すでに一部の車輌に搭載されつつあるものから、近い将来に搭載されるであろうものまで、さまざまな素材や技術が見受けられた。
車に関する多数の最新の技術や製品に触れられる場なので、興味のある人はぜひ足を運んでみよう。入場料は無料で、25日までの開催。