いすゞ自動車が発表した2007年3月期の連結決算は、最終利益が前年同期比56.7%増の924億円となり、過去最高となった。
売上高は同5.1%増の1兆6629億円と増収だった。
国内のトラック販売が後半落ち込んだものの、前半は好調に推移したため、売上げはプラスとなったほか、海外の販売が好調だった。
国内販売台数は同1.4%減の9万7000台、海外販売台数は同6.7%増の37万2000台だった。海外ではタイで生産するピックアップトラックなどが順調だった。
営業利益は新車立ち上げ費用の増加などの減益効果があったものの、合理化で148億円、売上げ増やモデルミックスの改善で127億円、為替差益が42億円などの増益効果があり、全体では同18.0%増の1070億円となった。
経常利益も同22.2%増の1147億円と大幅増益を達成した。営業利益、経常利益は4期連続で過去最高となった。