容疑者は同じ時刻に現れる…ひき逃げ女逮捕

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山梨県警は8日、重傷ひき逃げ事故を起こした22歳の女を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。事故発生と同一時間帯に行われた検問で発見されたが、女は「人と衝突した認識がない」と容疑を否認している。

山梨県警・富士吉田署によると、問題の事故は7日の午前8時5分ごろ発生している。山梨県富士吉田市上吉田1丁目付近の市道で、13歳の女子中学生が道路左側の路肩を歩いていたところ、後方から走ってきたクルマと接触した。中学生は弾き飛ばされ、右腕の骨を折る重傷を負ったが、クルマは止まらずそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。事故が朝の通勤時間帯に発生していることや、地元車両の利用が中心の道路であることから、8日朝から現場付近で交通検問を実施していたが、この際に左側ミラーが大破した乗用車を発見。現場から採取した破片と合致したことから、運転していた女から任意で事情を聞いていた。

取り調べの際、女は「何かに当たった認識はあったが、人ではない」と供述していたが、警察では「衝突の認識はあった」と判断。ひき逃げ(事故不申告)容疑での逮捕に踏み切った。今後は業務上過失傷害容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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