GMのカーマルチメディアシステム、オンスターと、インターネットのマップ検索サービス、マップクエストが提携サービスを行うことが発表された。
オンスターユーザーはPC上でマップクエストを使い、トラベルプランを作る。その情報をオンスターに送信することで、オンスターのナビシステムと連動し、トラベルプランに沿ったナビゲーションを利用できるというもの。
このサービスは「オンスター・ウェブディスティネーション・エントリー」と呼ばれ、今年の夏からオンスターユーザーおよそ3000人を対象にテストマーケティングが始まる。その結果、効果が見込めるようであれば年末までにオンスターの200万ユーザーすべてに利用可能となる。エキストラでコストがかかるかどうかなどの詳細は明らかにされていない。
同様のサービスとしては、BMWがすでにドイツでグーグルマップと提携したものを提供しており、今年中に全世界に広められる可能性がある。
PC上であらかじめルートを確認し送信すれば、カーナビに入力するなどの手間が省けるといったメリットがある。いっぽうマップクエストの情報が常に正しい、あるいは最短距離、あるいは最短時間の選択を行うとは限らないという問題点も指摘されている。
しかし今後こうしたサービスが世界的に利用される傾向にあるのは間違いないようだ。