朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2007年4月20日付
●東京モーターショーに247社が出展(読売・8面)
●「三角合併」解禁に張会長が懸念表明、自動車工業会(読売・8面)
●三菱自動車ハブ欠陥 母子死傷事故、元部長に禁固2年求刑(読売・38面)
●「トヨタ風ワゴン」北朝鮮で生産へ、中韓メーカー(朝日・6面)
●産業スパイ、法改正も、経産省デンソー事件教訓に検討(朝日・8面)
●次世代エンジン、生産1年前倒し、三菱自動車(毎日・10面)
●「寄端」外資系抜き販売トップ、中国政府後押し安値攻勢(産経・10面)
●トレンド「カーシェアリング」渋滞、維持費軽減へ発進(東京・8面)
●クールで軽いエコ素材、IT、自動車広がるバイオプラスチック(東京・24面)
●新型ディーゼル車、税優遇、排ガス少ない車の取得税、経産省、2%下げ検討(日経・5面)
●自動車制御共通ソフト開発投資、トヨタなど官民で100億円(日経・5面)
●VW ポルシェと経営一体化、6月にも持ち株会社(日経・7面)
●トヨタ、営業利益2兆2500億円、前期、7年連続で過去最高(日経・9面)
●今年の新入社員 「実力」より「年功」重視(日経・9面)
●「デミオ」中国で現地生産マツダ(日経・11面)
●インドでティアナ発売、日産(日経・11面)
●トヨタ4年連続首位、「ブランド・ジャパン」調査(日経・13面)
ひとくちコメント
三菱自動車製のタイヤ脱落で横浜市の母子3人が死傷した事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元幹部の論告求刑が横浜地裁で行われ、検察側は「(車軸部品)ハブの強度不足に疑いを抱いており、事故は予見可能だった。リコールを届け出る注意義務も怠った」と、元市場品質部長・村川洋被告に禁固2年、元同部グループ長・三木広俊被告に禁固1年6月を求刑した。
きょうの各紙が社会面で取り上げている。結審は6月14日に行われるが、検察側は「欠陥車を市場に拡散させており、未必の故意による殺人に比肩する劣悪な犯罪」と指弾する一方で、村川、三木両被告は「当時、ハブの破断は整備不良などが原因とされていた。事故は予見できなかった」と無罪を主張している。