日野自動車は、自社生産ラインで大型トラック、中型トラックのキャブ(運転室)を顧客指定のカラーに塗装する「日野カスタムカラー」サービスを5月7日から開始する。
メーカーの生産ラインでキャブ塗装を行うことで、安定した高品質を確保し、さらに顧客への車両の納期短縮も図れる。
トラックは事業主である顧客が自社のイメージやアイデンティティを伝えるビジュアルコミュニケーションの手段として、固有のカラーを採用するケースが一般的。しかし、メーカーで生産するトラックはキャブを標準色(ホワイト)に塗装して工場から出荷しており、顧客指定色のほとんどが工場出荷後に架装メーカーなどで塗装されている。
今回の日野カスタムカラーは、メーカー生産ラインで、ロボットによるメラミン焼付け塗装を行うことで、安定した高品質塗装を短納期で実施するサービスだ。さらに日野は、顧客の要望に応じ、ボデーも含めたトータルカラーデザインも提案し、「お役に立つサービス」を拡充するとしている。