フォーミュラ・ニッポン、2007年の第1戦は、3月31〜4月1日にかけて静岡県富士スピードウェイにて開催された。mobilecast TEAM IMPULのブノワ・トレルイエ(1号車)が優勝。
雨も降った微妙なコンディションの予選で、フロントローを独占したmobilecast TEAM IMPUL。ポールポジションが昨年の覇者トレルイエ(1号車)で、2番手が松田次生(2号車)だ。決勝は、両者とも危なげのないスタートを切り、1-2体制を構築。
予選3位のCARCHS KONDO RACINGのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(4号車)も好調で、そのふたりに食らいついていく。特に、数十週にも渡って展開された松田とのバトルは見物であった。山場は、終盤が見えてきた41周目から。松田が痛恨のミスを喫し、オリベイラは遂に2位に浮上する。
松田もそのままでは済まさない。ピットイン後に気合いの入った走りでファステストを叩き出し、オリベイラがピットインした際に、再逆転。オリベイラも引き下がらず、逆にファステストを叩き出し、再び1秒を切る接戦へと持ち込んでいく。
しかし、終盤に入るとオリベイラにクラッチトラブルが発生してしまい、追撃もそこまで。mobilecast TEAM IMPULはトレルイエ、松田で1-2を達成した。
オリベイラは3位に入るが、なんとレース後の車検でマシンのスキッドブロックの違反が判明し、失格となった。PIAA NAKAJIMAのロイック・デュバルが繰り上げで3位になっている。
第2戦は今月14、15日に鈴鹿サーキットで開催だ。