「SIレーダークルーズコントロール」のレーダーはじつは高速道路だけではなく、一般道でも効果を発揮してくれた。
東名高速道路を降り、国道1号のバイパスを走行していたときだった。慣れない場所で標識に目を奪われているときに、前方のクルマが急停止! その瞬間に、車間距離警報機能が働き、ブザーの音とディスプレイのインジケーターが点灯して前車への接近を教えてくれたのだ。
車間距離警報機能はレーザーモードがONの状態で、SIレーダークルーズコントロールをセットしていないときに作動するもので、先行車に接近して車間距離がじゅうぶんでないときに警告音と表示を発してドライバーにブレーキ操作を促してくれる。
もちろん、このときは一般道だったので、SIレーダークルーズコントロールはセットしていない。よって自動ブレーキは作動しないが、そういった場合でもレーダーが前方を監視して追突事故を未然に警告してくれるのだ。
ほかにも渋滞や信号待ちなどで前車がいる状態で停止したときには、レーダーが前方のクルマの動きを捉え、前車が発進して3m以上離れても自車が発進しない場合は、ブザーとディスプレイによって、発進を促してくれる。
このようにSIレーダークルーズコントロールには、一般道でも有効な警報機能が装備されているので、その恩恵に授かる場面は多い。