気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2007年3月2日付
●NY株下落、「世界株安」余震続く 米インフレ懸念再燃も一因(読売・11面)
●トヨタ、北九州に新工場、第2の拠点へ集中化計画(朝日・3面)
●クライスラー売却説、「巨大合併」成果なく、リストラ遅れ見えぬ将来(朝日・12面)
●マツダがリコール、ホンダは改善対策(朝日・37面)
●「富士山」ナンバー来秋導入(毎日・28面)
●乗用車1リットル13キロ→16.8キロに 燃費引き上げ、競争激化 メーカー恨み節(産経・2面)
●車用鋼鈑、新日鉄、中国で生産倍増、09年メド、合弁工場、最大級に、アジア市場の競争激化(日経・1面)
●ハイブリッド共同開発、BMW・ダイムラー高級車向け(日経・7面)
●回転いす:独自技術で生き残る、森郁夫・富士重工社長(日経・9面)
●ディーゼル燃料噴射装置、デンソー、世界で増産、タイなどに90億円投資(日経・11面)
●新車販売、11カ月連続前年割れ、2月5.5%減「軽」も伸び鈍化(日経・11面)
ひとくちコメント
「中国発」の世界同時株安の余震が続いている。きょうの各紙にも「連鎖株安余震続く」(日経)、「世界株安止まらず」(朝日)など、世界同時株安から一夜明けた1日の世界主要株価指標の騰落率を報じている。
中でも日経平均株価の下げ幅は一時342円に達し、その後やや値を戻したものの、終値は前日比150円61銭安い1万7453円。また、米国のニューヨークダウ工業株30種平均は前日終値比34.29ドル安の1万2234.34ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は11.9ポイント安の2404.21で取引を終えたと伝えている。
気になるのはきょうの東京市場だが、午前9時30分時点で前日の終値に比べて199円の大幅安。引き続き沈静化の兆しが見えないまま推移している。