ホンダの福井威夫社長は、新型車『クロスロード』の発表会見で、欧州の燃費規制の強化について「今の(技術の)延長ではクリアできない、何か思い切って手を打たないとダメだ」と述べ、抜本的に開発を見直す方針を明らかにした。
福井社長は、欧州の燃費規制強化について「(走行1kmあたり二酸化炭素排出量の、1台あたり平均)130gなので、140gでも厳しいと認識していたので、高いハードルだ」としている。
その上で「新技術やモデルラインについて慎重に検証して」おり、今後、技術開発で抜本的な手を打っていく構えを示した。日本の国土交通省も燃費規制を強化する予定だが欧州の規制は「技術的難易度は同じ」レベルとしている。