横浜ゴム、2007年モータースポーツ計画を発表

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横浜ゴムは、2007年のモータースポーツ活動計画を発表した。グローバル・フラッグシップ・ブランド「ADVAN」の世界展開の一環としてモータースポーツを位置づけ、国内外で幅広くレースを支援していく。

2007年の活動計画によると、FIA World Touring Car Championship(WTCC)は、昨シーズンから横浜ゴムが単独サプライヤーとなりADVANレーシングタイヤを供給しているが、今年も単独サプライヤーとして指名を受けた。2007シリーズシーズンも全チーム約35台にADVANレーシングタイヤを供給する。

「イタリアツーリングカー選手権」「ロシアツーリングカー選手権」「ポルトガルツーリングカー選手権」にも横浜ゴムが単独サプライヤーとしてADVANレーシングタイヤを供給する。

また、今年から新しいフォーミュラカテゴリーとして開催されるInternational Formula Master(IFM)に単独サプライヤーとしてADVANレーシングタイヤを供給する。

IFMはGP2に続くF1へのステップアップカテゴリとして新設され、WTCCのヨーロッパラウンド8戦で併催される。車格はF3クラスだが、F1へのステップアップを視野に入れパドルシフトが採用される。今シーズンから2.0リットル自然吸気エンジンを使用するが、来年以降はハイブリッドユニットを搭載することが発表されており、この点も注目されている。

FIA Production Car World Rally Championship(PWRC)は、昨年「ADVAN-PIAA RALLY TEAM」が3度の優勝を飾りながらも惜しくもシリーズランキング2位だった。今年もアドバンカラーのランサーエボリューションを使用する同チームと5年目のパートナーシップを結ぶ。加えて今シーズンから「SYMS RALLY TEAM」のインプレッサ2台ともパートナーシップを結ぶ。両チームにADVANラリータイヤを供給しシリーズチャンピオン獲得を支援する。

さらに、中国ラリー選手権/中国サーキット選手権(ツーリングカーレース)にもADVANタイヤを供給する。ラリー選手権では「上海フォルクスワーゲン333レーシング」とパートナーシップを結び1600ccクラスでシリーズチャンピオンを目指すほか、2000ccクラスでは中国人の若手No.1ドライバーのXu Long(シュー・ロン)選手を引き続きサポートしシリーズチャンピオン奪回を目指す。

サーキット選手権では昨年ADVANレーシングタイヤを装着しシリーズチャンピオンを獲得した「ギアスポーツ」と同シリーズ2位の「上海フォルクスワーゲン333レーシング」のトップ2チームとのパートナーシップを継続し、1600ccクラスのシリーズチャンピオン争いを支援する。

SUPER GTでが、GT500クラスで昨年の最終戦で3位に入賞した「KONDO Racing」、「トヨタ・チーム・ツチヤ」とのパートナーシップを継続する。GT300クラスは昨年、シリーズチャンピオンからシリーズ4位までをADVANレーシングタイヤユーザーが占めた。同クラスでは、昨年同様に約7割のチームにADVANレーシングタイヤを供給しレースをサポートする。

このほかにも「スーパー耐久シリーズ」「全日本スポーツカー耐久選手権」「全日本ジムカーナ選手権」「全日本ラリー選手権」「全日本ダートトライアル」など、さまざまなカテゴリをサポートする。

横浜ゴムは、地球環境に配慮した次世代のモータースポーツの可能性を追求する活動にも積極的に参加している。日本EVクラブが進めるEVカー(電気自動車)開発やEVフォーミュラレースへの支援、今年のダカールラリー(通称:パリダカ)に天ぷら油の廃油から生成したバイオディーゼルで参戦した片山右京氏へのサポートなどはその一環で、今後もこうした活動を積極的に支援していく。

《レスポンス編集部》

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