日野自動車は、大型路線バス『ブルーリボンII』の主力車型を新長期排出ガス規制に適合させ、22日から発売開始した。また、今回発売する新型車の一部車型は2015年度燃費基準も達成している。
新型ブルーリボンIIは、新型エンジンとPM除去装置の採用により、新長期排出ガス規制に対しPMの排出量を10%以上低減させ、「低排出ガス重量車」認定を取得するなど、高い低公害性能を持つ。さらに、一部車型は重量車の2015年度燃費基準をいち早く達成しており環境性能と燃費性能の両立を実現した車両としている。燃費基準達成車は、自動車取得税率が2%軽減される。
このほか、灯火器類(コーナリングランプ、フォグランプなど)を変更して2008年灯火器保安基準改正へも先行対応し、ブレーキバルブへのサイレンサー追加による圧縮空気騒音の低減なども実施した。
価格は車型「PKG-KV234N2」の燃費基準達成車が2335万2000円。