北米日産では、テネシー州内の工場の時給労働者に対し、早期退職者を募る予定だ。条件は4万5000ドルの退職金に加え、勤労年数1年ごとに500ドルのボーナス。
日産は昨年世界的にセールスがダウンし、今回の早期退職募集は主にセールスボリュームが落込んでいるトラック(『タイタン』、『アルマーダ』、『パスファインダー』)部門のスリムダウンを目的としたもの。応募期限は3月13日。
北米日産によると、今回の募集に対しおよそ300人が応じると期待しているという。現在日産にはテネシー州のスマーナ工場に5200人、デカードのパワートレイン工場に1000人の時給労働者がいる。
『アルティマ』などのセダンの売れ行きは順調で、今年はセールスアップが期待できるが、ライトトラックに関しては昨年の落ち込みからの急速な回復が期待できず、生産台数を調整する必要に迫られている。
トヨタ、ホンダという日本のライバルが北米で売り上げを伸ばす中、やや差をつけられた感のある日産。今年の巻き返しにゴーンマジックは見られる?