大麻使用してクルマを運転

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鳥取県警は1月29日、大麻草を吸引した状態でクルマを運転し、衝突事故を繰り返し発生されたとして、22歳の男を業務上過失傷害や道路交通法違反容疑で逮捕した。大麻の入手ルートについても調べを進める方針だ。

鳥取県警・黒坂署によると、事故が起きたのは1月8日の午後5時45分ごろ。

伯耆町大殿付近の国道181号で、信号待ちをしていた軽乗用車に対し、後ろから走行していた乗用車が追突した。乗用車はそのまま逃走し、約200m離れた別の交差点には赤信号を無視して進入、交差道路を走行していた乗用車と衝突。さらに対向車線側に逸脱し、信号待ちのために停車していた3台の乗用車へ次々に衝突してようやく停止した。

この事故により、赤信号無視時に衝突した乗用車を運転していた24歳の女性が胸部骨折の重傷。他の2人も軽傷を負っている。

運転していた22歳の男は事故当時は酩酊状態。言葉や行動がおかしかったため、アルコール検知を行ったが、アルコール分は検出されなかった。薬物摂取も疑われたため、尿検査を実施したところ、大麻成分が検出された。

後の調べで大麻を吸引した直後にクルマを運転していたことが判明。逃走は薬物使用と所持の発覚を恐れたためだったこともわかり、男を業務上過失傷害と道交法違反(薬物影響運転、ひき逃げ)の容疑で逮捕している。警察では男を厳しく追及し、入手ルートや使用歴の解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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