「ENEX2007 第31回地球環境とエネルギーの調和展」が31日に東京ビッグサイトで開幕したが、初日の午前中に「省エネ大賞」の表彰式が行われた。
同賞は、優れた省エネルギー性を有する民生機器・システムを広く公募し表彰することにより、省エネルギー製品の開発と普及促進を図るもので、今回で17回目を迎える。その賞に自動車業界から多数の企業が表彰された。
まず「省エネ大賞」の資源エネルギー庁長官賞にホンダの『シビックハイブリッド』とダイハツ工業の『ソニカ』。それぞれ低燃費とクリーンなハイブリッド車、新ターボエンジンと高効率CVTの低燃費軽乗用車ということで選ばれた。また、住友ゴム工業の70%石油資源タイヤ『ENASAVE ES801』が省エネルギーセンター会長賞を受賞した。
「省エネルギー実施優秀事例」では、経済産業大臣賞にトヨタ自動車元町工場のプラント・エンジニアリング部グローバル推進課が社内ESCOの挑戦ということで選ばれた。そのほか、「新エネ大賞」の資源エネルギー庁長官賞には富士重工業のダウンウインド型風力発電システム、「優秀賞エネルギー機器表彰」の経済産業大臣賞にはジェイテクトの超低トルク損失円すいころ軸受がそれぞれ選ばれた。
地球温暖化対策はここ数年、ますます喫緊の課題となっているだけに、自動車関連企業にはさらに省エネ・新エネに関する技術開発に取り組んでもらいたいものだ。